“この「質v.s.スピード」という概念は根本的に間違っていると思う。だって素早く開発をしなくては環境、あるいは自分の環境の理解の変化にソフトウェアがついてこれず、ソフトウェアが解決すべき問題が解決できなくなり、必然的に質が落ちてしまう。逆に、質の高いソフトウェアを書かなくては、なにかある度にインフラが崩壊し、素早く開発をすることができなくなってしまう。インフラの崩壊は、やる気を削ぐので特にたちが悪い。フェイスブックでは「質v.s.スピード」ではなく「質=スピード」を念頭にソフトウェアを書いてきた。相当たくさんの仕事をフェイスブックではしたし、書いたもののかなりの部分が今でも使われていることを考えると、ぼくの考え方は間違っていなかったと思う。”
- ぼくはこうしてプログラミングを覚えた
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