“ 色川さんの『狂人日記』に「私はいつも誰かにつながっておきたい」という文章があります。人に対する優しい感情を失いたくないと。そこに自分は引かれていったんだと思います。
色川さんは、友情とか愛情といった人とのつながりを失いたくない、と書いている。おそらく、それが生きることの肝心なんでしょう。そこが欠落したら、生きていくことは相当難しいんだろうと思います。
ただし、そこで大切なのは、己の孤独を癒やすために友情があるんじゃないということ。人とのつながりというのは、孤独を乗り越えたところに初めて生まれる。
「ロビンソン・クルーソー」なんていう物語は典型的なんだけど、何を教えているかというと、「1人で克服しろ」ということ。まず自己を確立しろ、孤独を乗り越えろと。それを乗り越えたところに友情があるんです。”
- 絶望の淵で出会った「いねむり先生」 苦悩を背負った人だから他人を救うことができる JBpress(日本ビジネスプレス)
色川さんは、友情とか愛情といった人とのつながりを失いたくない、と書いている。おそらく、それが生きることの肝心なんでしょう。そこが欠落したら、生きていくことは相当難しいんだろうと思います。
ただし、そこで大切なのは、己の孤独を癒やすために友情があるんじゃないということ。人とのつながりというのは、孤独を乗り越えたところに初めて生まれる。
「ロビンソン・クルーソー」なんていう物語は典型的なんだけど、何を教えているかというと、「1人で克服しろ」ということ。まず自己を確立しろ、孤独を乗り越えろと。それを乗り越えたところに友情があるんです。”
- 絶望の淵で出会った「いねむり先生」 苦悩を背負った人だから他人を救うことができる JBpress(日本ビジネスプレス)