“そう、私たちは大災害などのイベントにとても涙腺が弱いのである。これも結局のところみんないっしょに、の「ノリ」なのだ。しかも、とにかく平等に配分したがる。決定の批判と責任逃れのためにその場の一律平等が残したもやもや感が、どこかで吹き出す怨嗟となる。怒って、人のせいにして、そのうち忘れて終わり。でも、誰にその怒りをぶつければいいのか、本当はよくわからないのだ。どこに向かって戦い続ければこの無限ループから出られるのだろう。”
- 品田知美の空中庭園: 4月 2011
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