“震災孤児の里親になりたい、という人も多いと聞く。ネット掲示板にも寄せられているその質問に、阪神大震災で自分も親を失ったという人がよせたコメントが
ずっと心にひっかかっている。「直後にはとても親切にしてもらえるが、その気持ちは続かない」という内容だったと記憶している。その人は、当初の盛り上が
り後の人々の忘却に傷ついたという。
ここ10年というもの、虐待児が増えて施設が満員でも、里親になりたいと希望する人は不足してきた。一人親の貧困率が先進国でぶっちぎりNO.1だと明ら かになっても、親を失った子どもを支える「あしながおじさん」募金額はむしろ減り気味だった。(親を失った理由で差別しないこの団体には、ささやかな寄付 をしたいと思う。)津波で家をながされた「ホームレス」には優しいのに、ふだん通勤する道に寝ているホームレスは無視されつづけている。”
- 品田知美の空中庭園: 4月 2011
ここ10年というもの、虐待児が増えて施設が満員でも、里親になりたいと希望する人は不足してきた。一人親の貧困率が先進国でぶっちぎりNO.1だと明ら かになっても、親を失った子どもを支える「あしながおじさん」募金額はむしろ減り気味だった。(親を失った理由で差別しないこの団体には、ささやかな寄付 をしたいと思う。)津波で家をながされた「ホームレス」には優しいのに、ふだん通勤する道に寝ているホームレスは無視されつづけている。”
- 品田知美の空中庭園: 4月 2011