“しかし、鬱の原因が日本の環境にある場合、俺みたいに劇的に良くなる可能性もある。この先、いろんな国を訪れるのだが、日本人に限らず自国で病んで飛び出してきた人も少なからずいる。インドのバラナシで出会った日本の看護婦さんが印象的だ。彼女はマニカルニカーガートというガンジス川の火葬場で、運ばれてきた死体が炎に包まれやがて灰になり聖河に流されるのを一日中見ていた。俺もそうだったので意気投合したのは言うまでもない。死のうと思ったことがある人間にあの光景は強い感慨を与える。こういう海外旅行もあるのだ。他にもリストカッターのオーストラリア人とか病みトラベラーとはたくさん出会った。”
- (via ryusoul)
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