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- 『藝人春秋』 (水道橋博士 著) | 自著を語る - 本の話WEB
そして3年前、文春で電子書籍化の申し出がありました。ボクの考えでは、電子書籍は本とは別物です。モヤモヤしているものを並べ直せ、本に至るゲラ、通過点なら、と引き受けました。
そして、その作業中に、3・11を経験しました。
かつて原発PRの仕事をしたことを指弾され、「原発芸人」呼ばわりされたのは本当にこたえました。本当に引退しようと思い詰めました。しかし、偶然目にした、稲川さんが哀しさと向き合う姿を告白した新聞記事を見たそのとき、『藝人春秋』を本として出そう、と決意できたのです。
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