“マミヤといえば6×4.5判や6×7判の中判カメラのメーカーとして知られているが、以前は35mm判一眼レフも造っていたのだ。いや、むしろこの分野ではパイオニアに近い。1949年に東独ツァイス・イコンがペンタプリズムを載せた35mm判一眼レフを発売して以来、日本のメーカーもこぞってペンタプリズムを搭載した一眼レフの開発に着手したのだが、中でもマミヤはいち早く1952年には試作機を発表していた。しかし実際に製品として世に出るには10年近い歳月を要し、ミランダやペンタックスに先を越されてしまったのである。”
- 第7話 マウント変更の各社各様(後篇)
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