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- 公式サイトのオープンによせて | 村上龍氏のコメント | 13歳のハローワーク 公式サイト
【代田】 この本を買って本棚にしまったままの人でも、インターネットを利用する機会は多いと思います。ウェブサイトを見て、もう一度本棚から取り出してみたり、また本が売れたりという効果も期待しているんですが。
【村上】 100万部も売れたんで、それ以上はあまり期待していないです。それは売れてほしいですが。
ただ、本は、出版後に新たな情報を詰め込むのはほとんど無理なんですよ。改訂版をつくるしかないんです。ところが、ウェブの場合には、好きから入って、実際に仕事をしている人の声やいろんなところに飛べるんですよね。例えば専門学校に飛んだり、仕事を募集している企業のページに飛んだり、企業の人事部のインタビューに飛んだりできる。だから、ツリー状だけれども、いろんな項目から無限大につながっていくんで、それはもう大きな可能性があると思いますよ。
『13歳のハローワーク』の後に新しく生まれた職業もあるし、「職業群」みたいなものもある。どんどん情報も付け足せるし訂正もできます。
それに、今は映像をネットで見る時代だから、お花の先生が実際にどういうことをやっているか、溶接工はどう難しいのか、それをムービーで流せるわけで・・・
こうやってしゃべっていて気付いたんですけど、ほんとうにウェブ向きだなと思いますよね。
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