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- ホテル・韓国:クロサカタツヤの情報通信インサイト - CNET Japan (via raurublock)
こうなると、「社会にとってネットは本当に役立つものなのだろうか?」という問いが、正当化されてしまう。かれこれ20年近くインターネットに触ってきた人間としてはあまりに残念な展開だが、擁護するにも限界があり、正直この問いに反駁しきれない。
社会におけるネットの価値を毀損しているのは、ネットユーザの全体のごくわずかであるというのも、輪をかけて口惜しい。絶対数でいえば、おそらく4-5%にも満たないであろう。たったそれだけの困ったユーザが、ネット全体の価値を貶めている。そしてそれを抑止する術は、いまのところネットにはない。
それだってネットが映し出した社会の縮図だ、と開き直る向きもあろう。しかしそれを言うには、いささか全体に及ぼす一部の影響が大きすぎる。ある意味、言論による私刑が横行しているということだ。例として不適切かもしれないが、まるでラジオが大衆を煽動して引き起こされた、ルワンダの虐殺のような世界である。
そんなネットに、明るい未来はあるのか。ネットの可能性を信じる人間としては、あると言いたい。しかし、今のままでは、無理かも知れない。
ではその不足を補うのは何か。その姿は一応見えてきており、私なりにあれこれ準備をしているが、ここでは書かない。私があちこちに書き散らかしているものを注意深く読んでいただければ、お察しいただけるだろう。
”- ホテル・韓国:クロサカタツヤの情報通信インサイト - CNET Japan (via raurublock)