“なんというか、「見届けたい」みたいな気持ちがあるんじゃないだろうか。始まりから終わりまで、おはようからおやすみまで、自分が手をかけたものを見届けたいという気持ち。難しくいうなら全体性への回帰。いくらスケールがでっかくても、歯車は嫌だよと。見届けられるくらいのスケールがいいのだと。自分が小さく見えるのが嫌だというわけではなくて、空中に銃をぶっぱなして、いつどこで爆発しているんだか、当たってるんだか当たってないんだかわからないみたいなのは嫌だよという。ある種の手応えを求めている。
これはグローバリズムと対峙する概念だ。グローバリズムの根っこにあるのは「もっと」であり、そのために「テコ使って再生産」をする。レバレッジして、ある考えを効率よく再生産して、コストを下げて、最小の努力で最大の結果を出すためにグローバル分業をして、・・・この先はよくわからないけど、でっかい家やいいクルマを買ったりするのだろうか。いずれにせよ、トップ側にいる人は個人では使い切れないほどの名声とお金を手に入れて、ピラミッドの下層で働く人はパーツになる。
いつの時代でも若者は(上世代から叩かれつつも)全肯定されるべきだと思っているけど、今の若者は本当にすごい。ビジョナリーだとしか言いようがない。モノばかりあふれてきたけど幸福はつかめていないとか90年のバブル前後に言われていた限界を突破してしまっている。ココロの豊かさだとか昔の日本人がどうだとか、抽象的で腑に落ちない議論を一気に飛び越えて、見届けることによる手応えこそが本質的な豊かさなのだと体現している。素晴らしい。”
- NPO、職人、地元、専業主婦 - β2
これはグローバリズムと対峙する概念だ。グローバリズムの根っこにあるのは「もっと」であり、そのために「テコ使って再生産」をする。レバレッジして、ある考えを効率よく再生産して、コストを下げて、最小の努力で最大の結果を出すためにグローバル分業をして、・・・この先はよくわからないけど、でっかい家やいいクルマを買ったりするのだろうか。いずれにせよ、トップ側にいる人は個人では使い切れないほどの名声とお金を手に入れて、ピラミッドの下層で働く人はパーツになる。
いつの時代でも若者は(上世代から叩かれつつも)全肯定されるべきだと思っているけど、今の若者は本当にすごい。ビジョナリーだとしか言いようがない。モノばかりあふれてきたけど幸福はつかめていないとか90年のバブル前後に言われていた限界を突破してしまっている。ココロの豊かさだとか昔の日本人がどうだとか、抽象的で腑に落ちない議論を一気に飛び越えて、見届けることによる手応えこそが本質的な豊かさなのだと体現している。素晴らしい。”
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