"善とか悪とか言うのは絶対的な観念ではなくて、あくまで相対的な観念であって、場合によってはがらりと入れ替わることもある。だから、何が善で何が悪かというよりは、いま我々に何かを「強制している」もの、それが善..."

“善とか悪とか言うのは絶対的な観念ではなくて、あくまで相対的な観念であって、場合によってはがらりと入れ替わることもある。だから、何が善で何が悪かというよりは、いま我々に何かを「強制している」もの、それが善的なものなのか悪的なものなのかを、個々の人間が個々の場合で見定めて行かざるを得ない。
それは作業としてすごく孤独で、きついことですよね。自分が何を強制されているのか、それをまず知らなくてはならないし。”

- （『考える人』2010年8月号村上春樹インタビュー特集より） (via breathnoir) (via morutan) (via matsumura) (via angry-passion) (via yokokick) (via motomocomo)