ふたり
「コクリコ坂・父と子の300日戦争
〜宮崎駿×宮崎吾朗〜」
6年前、吾朗さんは父の反対を押し切ってアニメーション映画の監督になった。そんな息子を駿さんは認めていなかった。そんななかで始まった今回の映画作り。番組は10か月にわたって、アニメーション制作の現場に密着した。幾度も衝突する父と子。カメラは、2人の葛藤を丹念に追っていく。主人公「海ちゃん」のキャラクター設定をめぐって始まった壮絶なバトル。途中、公開延期の危機さえ訪れた。そして、制作の山場に起こった「東日本大震災」。映画はがけっぷちの状況に追い込まれる。
70歳にしてなお、映画への情熱をたぎらせる父。偉大な父と比較される宿命を負いながらも、挑戦を続ける息子。ぶつかりあい、反発しながらも、「映画を創る」という同じ目標に向かって情熱を燃やす、父と子の物語。