“ つまり、新参者が参入するには、既得権を持つ組合にお金を払って営業権を借りるしかない。営業権は通常、1年単位で売買され、その価格も地域や海岸の立地条件により大きく異なる。例えば、全国的にも集客数が多い江ノ島エリアの海岸は「人通りの少ない場所では安いところで100万円くらいから」(江ノ島海水浴場営業組合)。「ニューカマーは300万前後の物件を狙うのが現実的」(ある組合員)との声も聞かれた。権利金には通常、建築費などは含まれていないが、中には「建物の建築や撤去、設備費用など全部込みで1000万円。希望者は手ぶらで営業を始められます」(別の組合員)というパッケージ型も。さらには「1シーズンだけでない永代権利が3000万円」(同)という”一生もの”の権利も存在する。いずれにしても高額な権利金が初期投資に必要であるということが前提となる。”
- 追跡!「海の家」の謎「ホントに儲かるの? 誰に許可を取ればいいの?」(前編) - 日刊サイゾー
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