“40年以上も前に、ある若手棋士がA級棋士と対局したとき、序盤の局面がある棋書で解説されている戦法と偶然にも同一となりました。それを思い出した若手棋士は、その棋書を見つけると、そっとトイレに持ち込んで熟読したのです。そして実戦も棋書のとおりに進行し、優勢となった若手棋士が快勝しました。トイレを「カンニング」の場所に利用したという話でした。その「トイレ棋書」の一件は後日に知れ渡り、大方の棋士は笑い話の種としました。ただ若手棋士を非難することはなく、A級棋士たる者がそんなことで負けることがおかしい、という見方をしたものでした。”
- 田丸昇公式ブログ と金 横歩き - 用足し以外に勝負のうえで重要な意味がある対局においてのトイレ
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