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- ローレンス・ジョンストン・ピーター / レイモンド・ハル「ピーターの法則」 (via kashino)
職業的な無能はいたるところに存在する。読者はそのことにお気づきだろうか?おそらく、ぜんぜんそれに気づいていない人間はいないだろう。…
何百〜何千もの職業的無能の実例を分析した結果、私はつぎのような<ピーターの法則>を編み出すに至った。
階層社会にあっては、その構成員は各自の器量に応じて、それぞれ無能のレベルに達する傾向がある。
昇進すべき階級が十分にある階層社会では、その構成員各自はいつか無能のレベルに昇進し、そこにとどまる結果となる。そこでピーターの法則を演繹すると、次のようになる。
時がたつに従って、階層社会のすべてのポストは、その責任を全うしえない従業員によって占められるようになる傾向がある
もちろん、実際には、従業員の全員が全部無能のレベルに達してしまっているケースはめったにない。たいていの場合、それぞれの階層社会が掲げる目的を推進するために、なんらかの努力がなされている。
仕事は、まだ無能レベルに達していない従業員によって遂行される。
”- ローレンス・ジョンストン・ピーター / レイモンド・ハル「ピーターの法則」 (via kashino)