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By ポイズム - レビューをすべて見る
1998年7月7日21時、主題歌が流れた連続ドラマ「GTO」第1回放送と供にポイズンが出現した。ポイズンという称号をポイズニストから贈られたきっかけになったのが、1998年7月29日にリリースされたこの主題歌「POISON〜言いたい事も言えないこんな世の中は」である。「POISON〜言いたい事も言えないこんな世の中は」は今も語り継がれるレジェンドであり、ポイズン旋風を巻き起こした、まさにポイズンの御旗であり、ポイズニストに残した傷跡である。この曲なしではポイズンを語ることはできぬ。
漫画「GTO」がベースになっているこのドラマ「GTO」は、ポイズン独特のアプローチにより漫画「GTO」の世界を超えてしまった。言わば、ポイズンが漫画「GTO」を食ったのである。GTOと言えばドラマ「GTO」、ドラマ「GTO」といえばポイズン、というように、もはやGTOといえばポイズンを一番に連想させる。後に大河ドラマ「利家とまつ」で織田信長役を演じたポイズンだが、その際に自宅トイレに信長の肖像画を貼り役作りを行ったというエピソードがあるように、ドラマ「GTO」でもポイズンなりに役作りを行ったに違いない。その成果が結果としてポイズン旋風を巻き起こしたのだろう。
また、ドラマ「GTO」は数多くのポイズンチルドレンを生み出し、ポイズンフォロワーを出現させた。それもこのシングル「POISON〜言いたい事も言えないこんな世の中は」のグルーヴ感がもたらしたのだろう。それほどこの「POISON〜言いたい事も言えないこんな世の中は」は触れる者に確変を誘発させるほどインパクトを与えたと言えるだろう。しかし、やはり唯一無二の存在であるポイズンを超えるには未だ至っていないようだ(とはいえ、ポイズンチルドレンの影響を受けたポイズングランドチルドレンが現れていくのだろう)。
2曲目の「If you love me,don’t forget me」は、作詞・ポイズン×作曲・花田裕之(当時ザ・ルースターズ)のコラボ曲である。ポイズンは氷室京介(元BOOWY)、土屋公平(当時ザ・ストリートスライダーズ)ともコラボ曲を制作している。ポイズンの超ド低音ヴォイスはポイズニストのハートを鷲掴みしてしまうだけでなく、ミュージシャンからも認められたのだろう。やはり、ポイズンは恐るべき漢であるようだ。
それらの楽曲は2ndアルバム「HIGH LIFE」に収録されており、このシングル「POISON〜言いたい事も言えないこんな世の中は」と「If you love me,don’t forget me」も収録されている。しかし、3曲目「POISON〜言いたい事も言えないこんな世の中は(インストゥルメンタル)」はこのシングルでしか聴くことができない。インストゥルメンタルとは言うもののポイズンのボーカルレスバージョンであるから、まさにカラオケの練習にうってつけである貴重なCDだ。私も車を運転中にこのCDの3曲目「POISON〜言いたい事も言えないこんな世の中は(インストゥルメンタル)」を流しながら熱唱している。ポイズンの御心に少しでも近づくことができるように。
”- Amazon.co.jp: “POISON~言いたい事も言えないこんな世の中は~/If you love me,don’t for”: 反町隆史, 吉田建: 音楽