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"ニューヨークから失礼します。基本的には、内側の胸のポケットに入れるということで良いと思いますが、基本的に問題なのは、 (1)日本の服の上着の胸のドレープ(イタリア人がオメロピットという部分で、胸部の膨ら..."

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“ニューヨークから失礼します。基本的には、内側の胸のポケットに入れるということで良いと思いますが、基本的に問題なのは、
(1)日本の服の上着の胸のドレープ(イタリア人がオメロピットという部分で、胸部の膨らみのこと)が、根本的に足りないこと。だから日本の男には力強さがなく貧弱に見える。
(2)上着の内ポケットの位置が、高すぎ、しかも中央に寄りすぎという欠点があるので、別に財布や携帯でなくても、モノを入れて上着のボタンを締めれば妙な膨らみが出てしまうのです。
 本来は、(1)と(2)に注意をした上で、ハローポイントと呼ばれる胸のドレープによる膨らみと二の腕との間に出来る空間を利用してかさばるモノをそこに納めてしまえば、ほとんど入っているものが目立たなくなるのですが。 私の会社と私の仕事の一部は、FBIやCIAなどの拳銃常時携帯する人たちのスーツを仕立てることでもあるので、この問題は極めて日常的な問題でもあるのです。日本では、あまり服にモノを入れるな、という考えが主流なのでしょうが、実際 実用面においては、欧米では男のジャケットは第二のオフィスとも言われており、必要なものが全て無理なくジャケットに収まれば、極端なことを言えば緊急事態の際にジャケットを羽織って逃げれば、それで全て事足りるのです。実際、私はそれで、9.11の際、そして3年前のニューヨークの大停電の際、大変多くの人たちから感謝されました。”お前の言う通りにして良かった。これからもお前の言う通りにする。”と。
 いささか空気のぬるい日本ではピンとこない話かもしれませんが、元々 スーツのオリジナルは、乗馬服、軍服であり、つまり思想的には いまだに戦闘服としても性格を持っているものなのです。ニューヨークで、ビジネス用のバッグに財布、パスポート、現金など、全てを入れてしまってそれをちょっとしたスキに盗られてしまい、途方に暮れている日本人を何人も見てきましたが、外国人のスリが横行する日本の大都市においてももはや”対岸の火事”と言っている状況でもないでしょう。
 話が長くなり申し訳ありませんが、あなたのケースで、スーツを現状のままということで、問題解決を考えるのであれば、(1)まず2つ折りの財布が分厚くなっている理由(例えばレシートか?)を分析し、極力必要なもの以外を入れないようにする。(2)反対側のポケットには手帳を入れてボリューム的なバランスを取る。(3)携帯については、思い切ってベルトに取り付け出来るようなホルダーを使用してみるなどが考えられるのですが、如何でしょうか。
 最後に、もし今着ているスーツがピタピタしたものであれば、既製品であるのならば、サイズをひとつ上げて、その分上着とパンツの
ウエストのサイズを詰めてもらうと、その分胸から胴の上部にゆとりが出て、今よりモノを入れても目立たなくなります。”

- スーツの時、財布とケータイはどこに入れればいいですか? | OKWave

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