“和合さんと会ったときに、和合さんがすごく象徴的なことを言っていた。「もう自分は壊れてもいい」と言ったんです。それは、「死んでもいい」という
意味に取れるかもしれないけど、もうちょっと狭い意味にとらえると、詩人としての自分のキャリアはどうでもいい。現代詩とか何とかっていうのもどうでもい
いっていうことだ、と僕は解釈したんです。その気持ちはすごくよく分かって、オレも、もともとそういうことはどうでもいいと思ってたけど、もっとどうでも
いいというか、そんなことより、今、本当に必要なものは何か、だと思う。自分がこれからそういう中で、音楽で何をやっていくか、ということを考えていくし
かない。これでも音楽家ですから。
- 文化の役目について:震災と福島の人災を受けて(大友良英)
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- 文化の役目について:震災と福島の人災を受けて(大友良英)