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- 佐々木俊尚 現地レポート Vol.1 「客観中立報道」という枠組みを乗り越え 被災地から生まれた「メディアの可能性」 特別寄稿 そこに日本の未来はあるのか | 日本の底力 | 現代ビジネス [講談社]
寺島さんはこう話す。
「2002年ごろから私はアメリカの市民ジャーナリズムを調査研究していて、こういうジャーナリズムを河北新 報で成り立たせることはできないだろうかと考えていました。シビックジャーナリズムという横文字の輸入ではなく、読者のわかるような言葉でつながるジャー ナリズムをこの東北の地で地に足着いて実現できないだろうかと」
「記者は当事者ではなく、絶対的な他者。当事者の気持ちを無理矢理にこじ開けようとしてしまって、間違った記事を書いてしまうこともあると思います。その壁はなかなか越えられないとも思っていました」
「しかし今回の震災でその壁は突き抜けられて、私が考えていたような市民ジャーナリズム的なものが図らずも実践されてしまったのではないかと思っています」
”- 佐々木俊尚 現地レポート Vol.1 「客観中立報道」という枠組みを乗り越え 被災地から生まれた「メディアの可能性」 特別寄稿 そこに日本の未来はあるのか | 日本の底力 | 現代ビジネス [講談社]